naitya2000


2012年5月20日日曜日

松山、宇和島フェリー旅行記3「盛運汽船 ぐるり宇和海クルーズ切符 普通船しらさぎ」

こんにちはnaitya2000です。少し間が空きましたが、3回目の旅行記を書きたいと思います。今日の内容が、この旅行のメインです。

宇和島新内港は、ちゃんとした待合室・切符売場があり、まずはほっとしました。12時40分の切符発売開始と同時に宇和海一周クルーズ切符を購入します。

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今回乗船する盛運汽船は、いわゆる離島航路で、高速船と普通船の2種類が航行されています。この宇和海一周クルーズ切符は、途中の島には一切下船せず往復乗船する切符で、いわゆる遊覧目的で乗船するものです。

※盛運汽船ホームページ

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高速船だと、往復所要時間1時間40分2000円で乗船出来ますが、普通船は往復所要時間4時間1500円と安い代わりに2倍以上の所要時間がかかります。ただ、船好きの普通じゃない?私は、当然普通船を選びました。

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乗船前に、ちょうど入港してきた九島フェリーの第八くしまを撮影します。今回は時間の都合、やむなく乗船を見送りましたが、近々橋が架かる予定があり、次回は乗船したいと思います。

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※普通船 しらさぎ この外観に一目惚れしました。

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13時10分発普通船しらさぎは、総トン数182トン定員80人の貨客船です。主に生活物質の運搬をメインにしているようです。

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※1階客室 バリアフリー対応

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※2階 客室 箱枕 毛布 あり 

乗船してみると、客室部分は2階建になっており、1階部分は、バリアフリー対応シートと座敷席があります。2階部分は、座敷席と外部デッキがあります。1階・2階ともにトイレがあります。自販機はありませんが、掃除もいき届いており快適です。座敷席には箱枕・毛布まであります。

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※後方外部デッキ 喫煙可能

船内は、平日でしかも貨物メインのせいか私を含め、たった4人です。定刻に出港したしらさぎは、まず右手に建造中の貨物船を見ながら、宇和島新内港を離れます。すぐに高速船しおかぜとすれ違いました。しおかぜは、去年11月に就航したばかりの双胴高速船です。すれ違った後、待合室自販機で購入したパンとコーヒーで軽く腹ごしらえします。

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※すれ違う 高速船しおかぜ

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後方外部デッキで景色を堪能してると、同じ船室にいらっしゃった70代の男性に声をかけられました。これから、最初の寄港地である嘉島で下船するとの事。嘉島は、人口100人の小さな島で、船会社のパンフレットに小学校あると書いているが、現在生徒は誰もいないとの事。

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※嘉島 船着き場

出港してから約1時間で嘉島に到着。船着き場には、物質を受け取りに来た農協の職員?が、軽トラで待ち構えています。島左側に今は無人の立派な小学校校舎と体育館がたたずんでいます…。先程の男性が元気に下船していきました。

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出港後、船後方では、船員さんが島々で積み下ろす荷物の段取りをしています。嘉島から戸島の小内浦まで、風光明媚な島々を眺めつつ約15分程で到着。船内唯一の女性客が降りていきました。やはり、荷物は船から軽トラに積み込みます。出港後、外部デッキからはまちの生け簀を眺めます。海の水が、透明度が高く非常にきれいです。

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※戸島・小内浦 船着き場

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10分もかからずに戸島に到着。この港では、船後方の小型デリッククレーンが大活躍し、荷物の積み降ろしと軽自動車の積み込みが行われました。入り組んだ地形の島々には、フェリーではなくデリック付きの貨客船が合っているのでしょうか?

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※戸島 戸島船着き場

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出港後、リアス式の海岸や真珠やハマチの生け簀を外部デッキから眺めます。正直、予想以上の景色の良さです。それもそのはず、この一帯が宇和海国立公園に指定されていると船会社のパンフレットに掲載されています。

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戸島から30分弱で、日振島の喜路に到着。ここでは、一輪台車の島民が待ち構えていました。のどかな荷役作業を外部デッキから眺めます。ここで私以外の最後の乗船客が降りました。

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※日振島 喜路 船着き場

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出港後、一人占め?となった船室で横になってくつろぎます。船の形・大きさが私好みで、船内も気楽な座敷席なので快適です。

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※明海 船着き場

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次の明海でも、荷物の積み込みに一輪車が活躍です。まさに島々の必要物資を運ぶ生活航路です。なお、ここまで乗船客は誰もいません…。やはり、旅客は高速船かメインで、こちら普通船はサブのようです。

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最後の寄港地の能登では、軽トラが出迎えていました。桟橋では、小学生が遊んでいます。あっという間に荷役作業が終わり、出港しました。

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※能登 船着き場

出港後、船室で昼寝してしまい、目が覚めた時には九島が見えていました。追い越していく高速船しおかぜを撮影します。

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※高速船しおかぜにごぼう抜きされます・・・。

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※宇和島新内港到着

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※停泊中の高速船あさかぜ

宇和島新内港には、定刻より10分程早く到着。こうして4時間弱のゆったりした一周遊覧が終わりました。高速船の方も宇和海一周クルーズ切符は販売されているので、また乗船したいと思います。

次回が今回の旅行の最終回になります。以上、naitya2000でした。

2012年5月11日金曜日

松山、宇和島フェリー旅行記2「松山観光港~道後温泉~宇和島」

こんにちはnaitya2000です。今日は、船旅の2回目を書きたいと思います。

目が覚めたのは、船内放送が入った4時20分頃でした。松山観光港5時着では降りず、今回は7時まで利用出来る船内休憩を使います。なお、船内放送で一旦タラップを撤去し、6時30分から下船可能との案内がありました。

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売店では、朝食のサンドイッチ200円・おにぎり220円・味噌汁100円等が売られています。乗船客の大半が降りた後、ゆっくり身支度をし、再度寝ようとしても寝つけず、旅行記を書いて下船まで過ごしました。

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※空になった車両デッキを見ながら下船します。

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6時30分の下船可能との船内放送があり下船します。松山観光港から早朝潮の香りが漂う海岸沿いの道を歩きます。10分程で伊予鉄道高浜駅に到着。

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しかし、すぐに電車は乗らず、駅目の前にある高浜港に向かいました。高浜港にて、中島汽船のフェリーなかじまと高速船すいせい、こごしま行のフェリーえひめ2の出港シーンを撮りまくりました。ちょうど朝7時の為、中島への通勤・通学客のラッシュでした。まさに地元の足であるフェリーと高速船です。

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撮影後、高浜駅から伊予鉄道の郊外電車に乗り込みます。車両は元京王電鉄井の頭線の車両でした。高浜駅を出た頃はがらがらでしたが、さすが平日の通勤ラッシュのせいか満員になりました。20分程で松山市駅に到着。

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松山市地下街で唯一開いていた上島珈琲店でモーニング500円をとります。平日の朝、窓越しから見える通勤客とは違う時間が流れます。なせ、喫茶店のトーストは美味しいのか?と改めて思いました。

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※坊ちゃん列車

松山市駅から道後温泉まで市電に乗り移動しました。約15分程で道後温泉到着。駅前に停まっている坊っちゃん列車を撮影します。

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閑散としたアーケード街を抜け、道後温泉本館に到着。昨夜お風呂に入ってばかりですが、道後温泉本館で朝風呂(神の湯入浴のみ400円)に入ります。平日の朝のせいか、空いていて快適でした。

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※坊ちゃんにちなんだ喫茶店がありました。

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道後温泉本館からアーケード街を抜け歩いて10分弱、宇和島バスの道後温泉バスターミナルに到着しました。市電の道後温泉駅とは場所が違うので注意が必要です。市電では道後温泉駅の1つ前で降りた方がいいようです。

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バスターミナル近くのFujiというスーパーでおにぎりとじゃこ天を買い込み、9時30分発宇和島行特急バスに乗りました。いわゆるハイデッカーのトイレ付きバスで4列シートです。所要時間2時間なので、トイレ付きは安心です。

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車内でおにぎりとじゃこ天を食べながら車窓を眺めます。途中、睡魔が襲い、高速道路走行中は爆睡でした…。高速を降り、卯之町営業所から国道を走ります。定刻11時30分にJR宇和島駅に到着。

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※きさいや広場ホームページ

これから今回の旅のメインである宇和島新内港へ歩いて向かいます。大きい道をほぼまっすぐ歩いて15分で宇和島新内港到着。まずは隣接する道の駅きさいや広場のフードコートで昼食をとる事にしました。

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フードコートはお昼どきのせいか賑わっています。券売機で地元名物鯛めしを選びました。10分程待って出てきたのは、つゆに入った鯛刺し・薬味・吸い物・じゃこ天・小さなおひつに入ったご飯・生卵と言う組み合わせでした。

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店員さんに言われた通り、つゆの入った鯛刺しに生卵と薬味を入れてかき混ぜご飯にぶっかけます。卵かけご飯のようにサラサラ食べれてバリ旨です(^^)。昼食後、道の駅定番の野菜やおみやげを物色した後、宇和島新内港へ向かいました。

次回が、今回の船旅のメインとなります。以上、naitya2000でした。